新年繰り言初め 丹生郡医師会長 藤本哲三



明けましておめでとうございます。

今年はネズミ年です。

昨年は、腹黒いネズミがうろちょろと横行し、金品を掠め取る事件が多発しましたが、

今年はネズミ年の面子にかけても、こういうネズミ共には、退散してもらいたいものです。


 さて、丹生郡医師会は、地域でどういうことをしているのでしょう?

行政は、医療・保健活動を行おうとすれば、なにがしの助力を求めてきます。

我々は、職業上の義務感からこれを受け入れます。

医師会は、自主・独立の公益法人ですが、行政とは持ちつ持たれつの間柄になっているようです。

まあ、これはこれで良いでしょう。

また、もっと積極的な形としては、地域住民を対象に、健康公開講座を開催し、

病気や医療についての講演を行っています。

これからも、住民の方々との接点の場として、出来る限り、続けていきたいと考えています。

我々のような、田舎の医師会にとって、これからどのような活動が求められるのでしょう?


 丹生郡医師会は、これまで何度となく、変わり目・節目を経験してきていますが、

今度は、新公益法人への移行が、控えています。

これまでの公益法人の中には、公益という傘に隠れて悪さを行うものもいて、

公益法人を世間の目から見て、何をやっているのか、

その内容がはっきりと分かるように公益法人制度の改正が実施されるわけです。

新公益法人に移行するには、これまでより一層の社会に対する貢献度が重視されるようです。

私は、丹生郡医師会の公益法人としての継続を希望しています。

それは、丹生郡医師会を高い次元に置いておきたいという思いからです。

申請が却下された場合は、社団法人に移行、もしくは解散、移行申請をしなければ、

自動的に解散と見做されます。

こうなった場合、丹生郡医師会はどのような行動をとればよいのか、重大な局面に立たされます。


 これからの医療はどうなっていくのでしょう?

現在の国民皆保険は、国民また医師にとっても保健・経済からみても

堅持していかなければならない制度であり、これが荒廃に至ると、

国民生活は大変な混乱に陥ることは容易に想像がつきます。

今、我々が享受している快適な文明生活は、すべて人間の好奇心が生み出した結果によるものです。

当然、その好奇心は、生命の営みの解明にも向けられます。

そして、医療面での成果として、遺伝子治療、移植医療、再生医学などとして結実しつつあり、

そして、これまで我々が当然として受け入れてきた生命の終焉についても違った側面が見えてくることでしょう。

これらの医療に国民はどのようなコンセンサスを与えるか、

また皆保険との間にどのような整合性を見出すか、興味あるところです。

何やらごちゃごちゃと書きました。


 本年も、よろしくお願いいたします。(平成20年1月1日)