新年繰り言初め丹生郡医師会長 藤本哲三


明けまして、おめでとうございます。

不況・不況と昨年の年末には職を失う人々が続出し、大変なことになっている。

宇宙の彼方にオカネが吸い取られたわけでもなく、地球に残っている筈なのに、

オカネが動かず、したがって物も動かない。

欲望した頭脳が作り出した幻のオカネが、その運命にしたがって消え去り、

かくも多くの人々に迷惑をかけているのだと思うがどうだろう。

ごちゃごちゃと 訳のわからぬことを喋るより、ごく身近なことに目を向けたい。

我々の小さな医師会にもこの2〜3年の間にいろいろな事が持ち上がってきたし、

きている。

法人運営における新会計基準の採用、特定健康診査への参加、

公益社団法人制度改革による新法人への移行問題等である。

近々のものでは、公益社団法人の制度改革についてである。

忘年会の折、少し触れた。この制度改革で、公益社団法人、

一般社団法人どちらかの法人に移行しなければならなくなった。

私としては、3〜3.5年の間に移行を完了するのがよかろうと思っている。

法人の事業目的を公益目的事業に特化させていることが、この改革の特徴であり、

そのために、内部ガバナンスを厳格に実行しなければならず、

公益事業実施を強く求めるために、財政面では細部にわたる規制を設けている。

運営費が500万円程度の、自治体からの委託事業は行うが、収益事業などやっていない、

小さい善良な、我々の医師会にとって、今回の制度改革は悪法であると言える。

何億単位の補助金や寄付金を受け取り、収益事業で多額の利益を得ている公益法人に対しては、

経営を悪に走らせないための有効な制度改革といえる。

医師会は単に同業者の集まりから脱して、

社会制度上の活動に完全に組み込まれているのが実情であるが、

私は、我々の職からみて、このことを拒否するものではない。

 これからの医師会運営は、以前と比べてシビアになるかもしれないが、

だからといって会を否定してはならない。

これを機会に会員の先生方の一層の自覚をお願いして、

この会を盛り立ててゆきたいと思っている。

 今年も、丹生郡医師会が会員先生方の有意義な交流の場となることを願う次第である。

 では、あらためて新年おめでとう。よろしく。


平成21年1月1日