健康公開講座Q&A 生活習慣と動脈硬化 及び 追加発言 に対して Q1)平成20年から始まる特定検診は40歳から74歳が対象だが、75歳以上の検診はどうなるのか? A)検診は従来どおり受ける事ができます。 生活習慣病等の早期発見、早期治療は高齢の方でも必要です。 Q2)前立腺癌検診が中止となるとの報道があったがどう考えるか? A)がん検診には、死亡率減少効果及び早期発見による利益が証明されていることと、 検診を受けることにより被る不利益(過剰診断の問題や精密検査時のアクシデントなど) が極めて少ないことが要求されますが、残念ながらPSAによる前立腺がん検診では、 どちらの条件も現時点では満たしていないため集団検診としてはすすめられないとされました。 Q3)越前町では、人間ドックはやっていないのですか? A)国民健康保険加入者については、越前町の高齢福祉課が窓口になって実施しています。 Q4)今回、発表にあったヘルスアップ教室の対象者のBMIを24以上を対象としたわけは? A)肥満判定はBMI25以上ですが、少しでも多くの人を対象とするため肥満傾向にあるBMI24からを対象にしました。 Q5)鯖江市 越前市では、検診は個別で医療機関受診ができるが、越前町ではできないのですか? A)来年度以降については、これから検討していきます。健康公開講座Q&A 認知症にならないために に対して Q1)認知症の予防は本当に可能なのか? A)今回のお話でもお伝えしたかと思いますが,アルツハイマー病を中心とする認知症発症の最たる危険因子は「年をとる」事でございます。 90歳以上の場合,5割超の方々が認知症に罹りうるとの報告もございます。 高齢社会に伴い認知症者数は一層増加するとの危機感があり, 世界中の至るところで認知症の予防に関する検討や報告が現在進行形で盛んに行われております。 これこそがという決定的な予防方法は現在のところ見つかっておりませんが, 今回の加藤大先生がお話された「メタボリック・シンドローム」等の生活習慣病を予防することは極めて大切な事と考えられます。 また,講演の中で述べた「脳を守る10の方法」にも記してありますが, いつまでも他の方とのコミュニケーションを持ち続けることもきわめて大切な事と思います。 現在,超高齢化社会となっているわが国でも,いくつかの認知症発症予防介入研究がなされており,最終的な結果が待たれます。 Q2)認知症の薬にはどのようなものがあるか? A)現在,多くの研究がなされている段階です。認知症の原因として最多であるアルツハイマー病治療薬の研究が中心になっているかと思われます。 世界的には,5種類のアルツハイマー病治療薬が使用されています。 しかしながら,わが国においては今のところ1種類のみの認可となっております。 これらの認知機能改善薬と称する薬剤は,その効果が期間限定的な側面があり決定的効果を有するわけではございません。 今後,有望視されている薬剤として「ワクチン療法」がございます。 ヒトに用いた場合の問題点など検討中にあると聞いております。 この治療方法は,かなり期待されております ただし,認知症発症の原因は単一ではございません。 そのため,向後とも治療薬開発への多くの取り組みが大切と思われます。